「頭足人」は、幼い子どもが描く、頭から直接手足が伸びたような人の絵。
子どもたちが3歳くらいのころ、この絵をよく描いていました。
娘が描いているのを見て、そういえば息子も小さいころ、こんなふうに描いていたなと思いました。まわりを見渡してみると、ほかの3歳くらいの子たちも同じように描いています。
調べてみると、小さい子がこのように人を描くのは、国や文化を超えて共通なのだそう。英語では tadpole figure(おたまじゃくしの姿)と呼ばれています。
もしかしたら、子どもたちには本当に、こんなふうに見えているのかもしれない。
「ほかの人も同じように世界を見ている」というのは、私の思い込みなのかもしれない。
そして、「子どもの絵は未完成」というのも、大人の側から見た思い込みなのかもしれない。
そのとき、その人にしか見えていない世界がある。成長することで見えてくるものもあれば、大きくなるにつれて、見えなくなっていくものもある。
そんなことを考えました。
大人が描くような絵を早く描けるように教えるよりも、そのとき、その子が見ている世界や、その子にしか表現できないものを、そのまま受け止めたいと思いました。
同時に、私自身にも、今の自分にしか見えないものがあるのかもしれない、と思うようになりました。それが未来の自分や、どこかの誰かに、何かの気づきをもたらすことがあるかもしれない。そんな思いで、このブログを書くことにしました。
日本とアメリカで子育てをするなかで、日米の公立学校や森のようちえん、オルタナティブスクール、ホームエデュケーションなど、さまざまな学びの場に触れてきました。現在は神奈川県で、夫と二人の子ども、ミニチュアシュナウザーと暮らしています。小学生の娘とは、ホームエデュケーションを実践中です。
子どもたちとの日々の中で考えたこと、試してみたこと、そこから見えてきたことを書いていこうと思います。
子どもの育ちを考えている方にとって、何か小さなヒントになることがあれば。そして、人それぞれの見ている世界や、そのとき、その人にしかないものを大切にしたいと思う人と、ここで出会えたら嬉しいです。

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