海外で生活するとき、日本から何を持っていけばよいのか?迷いますよね。
私はもともと、荷物が多くなりがちです。
一泊二日の旅行でも、あれもこれもと詰め込んで、夫から「え、一泊だよね??」と言われるくらい。
そんな私が家族で海外に引っ越すとなれば、もう大変。家ごと持っていくような勢いでした。
でも、アメリカ(ニューヨーク州・ニュージャージー州)で7年間暮らしてみてわかったのは、なんでも日本から持っていく必要はないということ。
現地で手に入りにくいものや、手に入るけれど価格が高いものもあります。一方で、「これは持っていかないと」と思っていたものが、意外と簡単に現地で見つかることもありました。
私自身、毎年一時帰国の際に日本からいろいろなものを買って帰っていましたが、暮らしていくうちに、だんだんと持ち帰るものの種類も量も減っていきました。
私たちが住んでいた地域は、日本人が特別多い地域ではありませんでしたが、車で40分ほどのところに日本食材店、20分ほどのところにアジア食材店があり、調味料などは定期的に買い出しに行っていました。
これから住む場所を決めるのであれば、日本食材店やアジア食材店など、必要なものを買える場所が近くにあるかも、暮らしやすさを考えるうえで確認しておくとよいと思います。
国や地域、ライフスタイルや好みによっても違うので、一概には言えません。
それでも、「自分の場合、何を日本から持っていくといいんだろう?」と考えるときの参考になればと思い、アメリカ7年間の海外生活で、私が持っていってよかったもの、現地で買うようになったもの、そして「これは持っていかなくてもよかったな」と思ったものをまとめてみます。
現地で手に入りにくかったもの
薬
徐々に現地で手に入るものに置き換えましたが、特に子ども用の薬はシロップの味が強かったりして飲みにくいことがあるので、飲み慣れたものがあれば最初は持参すると安心かもしれません。
※薬については、渡航先の持ち込み規制や数量制限などを事前に確認することをおすすめします。
ベビーローション、ファンデーション、ハンドクリーム、リップクリームなど、肌に合うもの
現地で合うものをみつけるまでの間に必要な量は持参すると安心です。
眼鏡
日本の眼鏡屋さんは便利なので、一時帰国時につくりました。
子どもの日本語教材やお気に入りの絵本
日本語の教材や子どもが繰り返し読む本は、日本から持っていきました。「月刊絵本かがくのとも・こどものとも」のように薄手の本は荷物にならず重宝しました。
ニューヨーク・ニュージャージー周辺の図書館ネットワークでは日本語の蔵書もかなり充実していて、取り寄せてもらうことができたので、図書館も活用しました。
折り紙・折り紙の本
消しゴム
日本のものは使い心地がよいため。
行平鍋
茶碗・木のお椀・箸・菜箸
毎日使うものなので、日本で気に入ったものを持っていきました。
お弁当箱・わっぱ・お弁当用のカトラリー
台ふきん・キッチンスポンジ
使いやすいものがなかなかつかみらず。
梅干し
塩だけで漬けたシンプルなものがなかなかみつかりませんでした。
乾燥梅干し
乾燥塩麹
粉末だし
万能茶(煮出して飲むお茶)
するめ、せんべい・おかき、抹茶のお菓子、あんこのお菓子、八つ橋
自分や家族が好きな日本の味
炊飯器
日本から持参しましたが、船便で届くまでの期間が不便でした。日本食材店やオンラインショップでも購入可能なことが多いので、特別なこだわりがなければ現地での購入を検討しても良いと思います。
IH対応の土鍋
日本から土鍋を持っていったものの、暮らしてみると、カセットガス缶は買える場所が限られていて、IHヒーターのほうが使いやすいことがわかり、IH対応の土鍋を日本から持ち帰ることに。気軽に鍋料理ができるようになりました。
もちつき機
これもアメリカ生活の途中から仲間入りしました。
アメリカ生活3年目くらいのお正月。日本食材店で、期間限定で売られていた「のしもち」に子どもたちがはまってしまい、年明けにもう一度買いに行くことに。
渡米前に幼稚園で餅つきをしたことなども懐かしく思い出されて、「つきたてのお餅、もっと食べたい!」となりました。
もち米はアジア食材店で手に入ることがわかっていたので、日本に出張する夫に餅つき機をお願いし、がんばって日本から担いで帰ってきてくれました!
必需品ではありません。でもこれがあったおかげで、日本から離れて過ごすお正月に、「つきたてのお餅を食べる」というわくわく感や、家族の思い出が増えました。
お正月以外にも、休日にお餅をついて丸めながら食べたり、友だちにふるまったり。海外生活の中で、思いがけず活躍してくれたもののひとつです。
変圧器
日本から持参した家電を使うために、変圧器も持っていきました。我が家では、加湿器や炊飯器、そして途中から仲間入りした餅つき機などに使いました。
日本から家電を持っていく場合は、現地の電圧やプラグ形状と、その家電が対応している電圧を確認しておくことも大切です。
現地でも手に入るけれど、日本から持っていきやすかったもの
現地の日本食材店やアジア系スーパーで買えるものですが、軽くて日持ちもするので、帰国の際に少しずつ補充していたものもあります。
- 海苔
- 乾燥わかめ
- 昆布
- 煮干し
- 切り干し大根
- ひじき
- かつお節の小袋
- ちりめんじゃこ
- すりごま
- ゆかり
- わかめふりかけ
- わさび
- 柚子胡椒
- 緑茶
- 玄米茶
サランラップ
これは少し個人的なこだわりですが、現地のラップのにおいが気になってしまい、おにぎりを包んだり、ご飯を冷凍したりするときには日本のサランラップを使っていました。
現地で購入していたもの
重いものや日常的に大量に使うものは、現地で買っていました。
醤油・ポン酢・味噌などの調味料
日本のものは割高でしたが、醤油や味噌などは毎日のように使うので、日本から大量に持っていくより、現地の日本食材店やアジア系スーパーで購入していました。
生理用品
日本のもののほうが使いやすく、最初は日本から持っていっていましたが、日常的に使用するものなので、現地で購入するようになりました。
最初は持っていったけれど、現地調達でもよかったもの
子どもの靴
軽量で子どもが自分で脱ぎ履きしやすい、ワンストラップのマジックテープの靴が好きで、「少し大きめを買って船便に入れておこう」と考えました。
ところが。
船便が届いたころには、サイズアウトしていました……。
さらに、冬は思った以上に寒く、防寒ブーツを履いたりと、スニーカーの出番が少なくなりました。コートなども同様に、現地で暮らしながら必要に応じて準備した方が無駄がないと思います。
大人の本
私は本が好きなので、帰国するたびに「これも読みたい、あれも読みたい」と本を買いたくなりました。
でも、本は重い!
スーツケースの重量制限を考えて、子どもの本を優先し、大人の本はできるだけKindleなどの電子書籍に。
食器
自分で作った器など、気に入っているものを引っ越し荷物に入れました。
ただ、食器の引っ越しは梱包が大変で、割れないように気を使います。また、日本に一時帰国したときに使える食器が少なくなってしまうのも、意外と不便でした。
気に入ったものをいくつか持っていくのはよいとしても、食器は現地で調達する、と割り切ってもよかったなと思います。
おもちゃ
子どものおもちゃも、最初はかなり持っていきました。ところが、大半を船便に入れてしまったので、荷物が届くまでの間、遊ぶものがほとんどない……ということに。
今思えば、気に入っているものだけ手持ちで持っていき、あとは現地で子どもと一緒に好きなものを探してもよかったと思います。
そして、子どもと暮らす中で、そもそもそんなにたくさんのおもちゃは必要なかったのかもしれない、とも感じるようになりました。このあたりは、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
迷ったら、現地で手に入るか調べてみる
もし「これはどうしよう?」と迷うものがあれば、事前に現地のオンラインショッピングサイトやオンラインスーパーマーケットなどで検索してみると、入手可能性や価格の目安がわかってよいと思います。
また、居住先が決まったら、Facebookなどでひと足先に現地の地域コミュニティグループに参加してみるのもおすすめです。日本人コミュニティがある地域もあります。居住予定であることを伝えて、「こういうものは近隣で手に入りますか?」などと具体的に質問してみることで、現地での生活のイメージが湧き、準備もしやすくなると思います。
<海外駐在、何を持っていく? ポイント>
- 普段の暮らしを振り返り、「これは絶対に必要」というものを挙げてみる
- 現地の情報を入手する
- 居住予定の地域に、日本食材店やアジア系食材店があるか調べる
- オンラインショップやネットスーパーで検索してみる
- 居住予定地域のオンラインコミュニティに参加してみる
- 最低限必要なものを持っていき、あとは暮らしながら整えていく


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